ストレージって普段意識せずに使うモノだから、ハードウェア障害とかでいざ交換とか再初期化とかいう話になると、オペレーションを思い出すのに一瞬うっとなることが多い。今日もそんな日だった。
ちょっと重要なサーバのストレージが死にかけたので、代替機を作ろうという話になった。ストレージは 480GB のSSD と Western Digital の 3TB。/dev/sda, /dev/sdb に割り当てられているのはわかっている。どちらがSSDで、どちらがHDDか?
今までは dmesg とかを目grepしてどちらが何であるかを見ていた。なんとも原始的で情けない話だ。
けれども、hdparm 使えば簡単だということを教わった。
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| nn@op3:~$ sudo hdparm -i /dev/sda
/dev/sda:
Model=WDC WD30EZRX-00AZ6B0, FwRev=80.00A80, SerialNo=WD-WCC070146118
Config={ HardSect NotMFM HdSw>15uSec SpinMotCtl Fixed DTR>5Mbs FmtGapReq }
RawCHS=16383/16/63, TrkSize=0, SectSize=0, ECCbytes=50
BuffType=unknown, BuffSize=unknown, MaxMultSect=16, MultSect=16
CurCHS=16383/16/63, CurSects=16514064, LBA=yes, LBAsects=5860533168
IORDY=on/off, tPIO={min:120,w/IORDY:120}, tDMA={min:120,rec:120}
PIO modes: pio0 pio3 pio4
DMA modes: mdma0 mdma1 mdma2
UDMA modes: udma0 udma1 udma2 udma3 udma4 udma5 *udma6
AdvancedPM=no WriteCache=enabled
Drive conforms to: Unspecified: ATA/ATAPI-1,2,3,4,5,6,7
* signifies the current active mode
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今回は /dev/sda に何故か HDD が割り当てられていることがわかった。パーティーションを一つだけ切って、それに全ての容量を割り当て、ext4 でフォーマットしようぜ、という話になった。自分は fdisk でこれまでパーティーションを切ることに慣れていたので、fdiskでパーティーションを切ったところ、以下のように2TB分しか切られない。なんでだ。
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| /dev/sda1 2.0T 199M 1.9T 1% /hoge
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と思ったら、Linux の fdisk は GUIDパーティーションテーブル(GPT) に対応していないので、 2TiB 以上のパーティーションは作れないようだ。
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| $ sudo parted /dev/sda
(parted) mklabel gpt
(parted) mkpart primary 0% 100%
(parted) print
Model: ATA WDC WD30EZRX-00A (scsi)
Disk /dev/sda: 3001GB
Sector size (logical/physical): 512B/4096B
Partition Table: gpt
Number Start End Size File system Name Flags
1 1049kB 3001GB 3001GB primary
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これで 2TB 以上のディスクを普通に扱えるようになった。これまでも2TB以上のディスクに普通に fdisk を使ってきた自分が恥ずかしいわ(´ー`;)