https://network.yamaha.com/products/routers/rtx830/index
最近自宅のインターネット接続が少しずつ不安定になり、不定期に切断されるようになった。
無線ブロードバンドルータも3年近く使っているので、これを機会にいろいろ家のネットワークを見直してみることにした。
0. 見直す前
自宅のネットワーク構成は、 TP-Linkの無線ブロードバンドルータ と中継機経由でインターネットに接続していた。とてもシンプル。
ONU より先は VDSL で外の光回線に繋がっている。
1. 無線ブロードバンドルータを変えてみた
コロナ禍のさなか、IPv4 の PPPoE は混んできてるという話も飛び交うようになっていたので、これを機会にIPv6 に挑戦してみるか、という気持ちになった。
なので、TP-Linkの無線ブロードバンドルータを NEC の WX-3000HP に変えてみた。これを採用した理由は、IPoE に対応していたことと、Wifi6 に対応していたから、の2つが理由である。
だが、不安定なのは変わらなかった。既存の PPPoE 経由の IPv4 接続はもちろん、IPoE 接続 (DTI のトライアル光 や interlink の Zoot Native) を試してみたが、むしろさらに不安定になっていた感がある。
よく調べて見ると、無線と PPPoE(or IPoE) を受け持つ WX-3000HP の IP に ping を打っても返ってこない状態が頻発していたので、ここが重いんだろうな、と推察された。そこで、ONU と直接繋がるルータについては、無線とは独立させて、実績のあるものを採用しようという気持ちになった。
2. RTX 830 を挟んでみた
インターネットと直接(PPPoE や IPoE で) 繋がるルータを無線と独立させるべく、RTX 830 を購入した。 YAMAHA のルータは拠点間のルータとして安定性について評判が高く、インターネット上にも十分なノウハウが転がっていることから採用した。
ONU と WX-3000HP の間にこれを挟み、PPPoE や IPoE 接続とパケットフィルタのみを受け持たせることにした。 さらに、WX-3000HP はルータ機能を殺し、無線LAN のブリッジとしてのみ機能させるようにした。
だが、やっぱり不安定なのは変わらなかったので、さらに原因を切り分けてみることにした。
3. 中継機を変えてみた
中継機については TP-Link のものを使っていたが、それを NEC のものに変えてみたりしたがやはり変わらなかった。
4. ONU を交換して貰った
中継機、ブロードバンドルータ、RTX を挟んでも変わらないとなると、最終的にこちらが手を出せるのはONUしかない。NTT に電話して事情を話し、ONU を交換してもらった。
これは10年以上前から使っていたONUで、既に替えがないとのことだったので、最新のONU機器を持ってきてもらった。それをRTXと繋いだところ、劇的に安定した。これだったか...
まとめ
原因は IPv4 でもなんでもなく、単なる ONU の不良であった。それ以後、IPv4 の接続が不安定になったことはないので、引き続きこのままにしている。RTX は不要だったんじゃないかという説もあるが、まあ、いろいろ遊べたので良しとする。
採用している草の根プロバイダ も回線を増強し、さらに空いた回線を提供してくれるようになった ので、引き続きそれを使って行こうと思う。このコロナ禍で大事なのは、回線の速度ではなく安定性なのだ。